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 それはまさに青天の霹靂って言葉がぴったりの衝撃的な事実が判明したのでした。
出会いがない消防士の世界、その中でもひときわ非モテなブサメンの後輩が1人いたんです。
タレントで言えばお笑いのホンコンみたいな顔をした19歳の後輩。
彼は自他共に認める非モテなブサメン君だったんです。
19年間、彼女作ったこともなく自分と同じように童貞の男だったのです。
正直な話、彼がいるからこそ、安心感を持つこともできていたと言うのはあります。
いくら何でもこいつよりは先に恋人作れるよな、セックスだって経験できるような、そんなこと考えていたんですが、それは見事に裏切られてしまったのでした。
それは昼飯の時間だったのですが、彼から恐ろしい一言が発せられたのです。
「先輩、実は俺リア充になったんすよ!」
弁当のハンバーグを口に入れようと瞬間に言われてしまったために、凍りついてしまいました。
こいつなに喋ってんだよって感じだったんだけど、満面の笑みで俺を見つめているのです。
「寝言は寝て言えよ」
「寝言じゃないんすよ!」
「ふざけるにも程があるぞ」
そういった俺にスマホを向けてきたのです。
そこに移し出されていた写メには、ホンコン顔の後背位と、かなり可愛い若い女がツーショットでにこやかに写っているのです。

「合成したんだろう?」
「違いますよ本物ですよ!」
しばし彼のホンコン顔を眺めてしまったのでした。
「いよいよ俺にも、春が回ってきたんですよ!
彼女とセックスして、童貞卒業もしちゃったし、それに相手処女だったんですよね。
処女喪失まで手伝っちゃったんすよ」
この一言にこいつを殴り倒してやろうかという怒りが込み上げてきたのです。
このブサメンに彼女ができる、そんなバカな話があるかって感じでした。